© 虹乃ノラン All rights reserved.
雨は去り。
みなさまおはようございます。にじのです。いつのまにか寝ていました。肌寒いです。激しい雨は過ぎたようです。
雨の音が好きでした。今も好きですが、その昔、きっと今よりずっと、雨の音が好きでした。それは、さーさーと降りしきる静かな雨。
テレビにつながったコンセントを抜き、電話もNTTからレンタルしている薄いグリーンの電源不要のプッシュホン。――そんなばあちゃん家だったから得られた畳の上の静寂でした。
今は電化製品の音たちが、いくつも耳に届いてきます。窓を閉めれば、気密性の高い現代の家屋では、外の音はぷつと途切れる。子供たちの泣き声も、そう、届かないくらいに。
とざされて、ノイズに満ちる四角い箱の中で。聴こえない雨の音を聴く。
とりとめもなく。
noran
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
清流の国ぎふショートショート文芸賞 受賞式・講演会へ行ってきました。
清流の国ぎふショートショート文芸賞の授賞式と、特別審査員を務められた米澤穂信さんの講演会に参加するため、岐阜県図書館に行ってきました。 …
この記事へのコメントはありません。