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あめの記憶(Lyric)
ざあ、と音がしていた。
とくとくと音がする。
わたしは白くて、子どもにはにがてな存在であるらしい。
わたしは溶かされていき、そして吐き出された。
靴に踏まれ、土のなかに潜っていった。
ざああっと、音がしていた。
桜が降り注ぐ。
わたしは白くて、子どもにはにがてな存在であるらしい。
ピーチならよかったのに。
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