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プレゼント
友人の娘たちと遊んできました。
いくつか贈り物をいただいた。
「チーターこれあげる」
渡されたのは皇帝ペンギンの赤ちゃんフィギュア。
わたしは信じていなかった。
「ありがとう」といいつつも、そっとおもちゃ箱へ戻しておいた。
それは彼女たちが別の大人たちから贈られたであろうもの。
それは彼女たちの持ち物ではあるけれどいただいてはいけないもの。
――わたしはそう考えていた。
他に
下の子は絵をくれた。
上の子は木で作ったリスの壁掛けをくれた。
「この絵はお父さんが気に入ってるけど、でもいいや」
「リス、これあげるよ」
わたしは元気をもらい汗をかきぐったりしそして帰る。
ひとしきり心の平穏を抱きながらしばらくして気づく。
絵とリスがいれられていた袋の中になにかがあった。
ペンギンだった。
それはわたしがおもちゃ箱へ戻したはずのペンギンだった。
赤ちゃんペンギンには親ペンギンがいた。
この子はわたしに贈られて、
そしてまた来てねー!と彼女たちから愛をもらう。
なんとなくジーンとしてしまったのでした。
いつになく普通に書いてしまいました。
おやすみなさい。
nijino noran.
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