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アーカイブ：2024年 2月

20242/29

散文・詩篇

あめの記憶（Lyric）

　ざあ、と音がしていた。 　とくとくと音がする。 　わたしは白くて、子どもにはにがてな存在であるらしい。 　わたしは溶か…

20242/29

散文・詩篇

ほっとけばいいのに。（Lyric）

鼻の頭に瘡蓋ができて、いじっていたら血が出た。 とれた瘡蓋はうっすらとした茶色で、ポロリと落とせば床の木目に紛れるほど。 少し…

20242/27

どうでもいい日常

玉つきのヘアピンはみななみなみである。

こんにちは。ふつうの記事？を書くのはとても久しぶりな気がします。あ、お久しぶりです。 最近カクヨムやら、あちこちに出没している私です…

20242/12

散文・詩篇

目覚め（Lyric）

子供が泣き叫ぶ眠っていた猫たちが窓辺へ寄りうろうろとしだす 外にいる子供が叫ぶ四角い繭の内からはその方角を見失う 猫は見失うし…

20242/12

散文・詩篇

カーテンの内側（Lyric）

外は桜退紅たいこうはさらに白み舞ながら地の汚れを吸い取って側溝に吹きだまりそして黙る 外は蝉ジジと最期の力を込めて鳴く脚は宙そら　翅…

20242/12

散文・詩篇

いつか、はかなくなる背中。（Lyric）

美しい背中 膨らむ背中 いつか、吐かなくなる背中 …

20242/4

ココア共和国, 散文・詩篇

Lost Stars（Lyric）ココア共和国２０２４年３月号電子版掲載　佳作II

　昨日、ぼくはライオンが捕らえた鹿にキスをするのを見たよ。サバンナ？　いやもちろん、アニマルプラネットティーヴィーでだよ。 　昔飼っ…

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